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■登録日 2019年4月22日  


建設業の誇りを撮る―広がる感動の輪 山崎エリナ氏写真集

▲写真集「インフラメンテナンス」▲写真▲写真

写真 疣面が隆起したトンネルの地盤強化工事(撮影/山崎エリナ氏)、写真◆疇始舗装工事現場での笑顔(撮影/山崎エリナ氏)

 地域のインフラを守る建設業の姿を写真家の目で捉える―。1人の地域建設業経営者のそんなアイデアが、感動の輪を広げている。写真展の会場では、誇り高く、かつ真摯(しんし)に仕事に向き合う人の姿と表情を切り取った写真に涙する来場者も少なくない。そして、2年にわたって現場を追った成果がこの4月、写真集『インフラメンテナンス〜日本列島365日、道路はこうして守られている』にまとまった。

 トンネル工事を得意とする寿建設(福島市)の森崎英五朗社長は、橋梁やトンネルなど地域に膨大に存在するインフラの老朽化の問題が、社会に十分伝わっていないと危機感を持っていた。現場でインフラの維持管理を担う建設業の存在の重要性と併せ情報発信する有効な手段はないかと考えていた。

 子供を対象とする橋梁メンテナンスの勉強会の開催にも取り組んだ。手応えはあったが、広く伝えるという点では限界を感じた。

 そんなある日、森崎氏は知人のブログで写真家の山崎エリナ氏を知った。世界40カ国以上を訪れ、街や自然、人の姿を写していた。作品にドラマを感じた。「この人なら現場をどう撮るだろうか」と心が動いた。山崎氏を知人に紹介してもらい撮影を依頼した。

 森崎氏は「インフラメンテナンスの現場に光を当てたい」と山崎氏に伝えた。しかし被写体について具体的な注文はしなかった。

 2017年秋、山崎氏が福島で最初に撮影に臨んだのは道路の路肩の草刈りだった。その時の印象を山崎氏は写真集『インフラメンテナンス』にこう書いている。

〈大人の背丈を超えるほどの草むらの中で草刈り機の静かな機械音とともにまたたく間に地面が表れる。そのそばで、刈った草が道路へと飛んでいかないように飛散防止ネットを抱えた人も動いていく。その連携プレーが心地よい〉

 山崎氏は、作業する人の姿と表情にシャッターを切り続けた。

 その後、山崎氏は毎月のように福島を訪れ、トンネル補修や橋梁補修、道路舗装、除雪などの現場を撮った。

 舗装工事について山崎氏はこう記す。

〈むせるような暑さの中、滝のように流れてくる汗。それでも彼らは黙々と作業をこなす〉〈彼らの後ろ姿はほれぼれする。正面にカメラのレンズを向けると、笑顔で返してくれる。それは、仕事への誇りがなければ出ることのない表情だった〉

 森崎氏は、山崎氏の写真をまず社員に見せた。現場で働く自分の姿を見て社員は喜んだ。発注者も喜んでくれた。そこで18年夏、福島市内のギャラリーで最初の写真展を開いた。6日間で約400人が訪れた。建設業の姿を知り、感動で涙を流す人の姿を森崎氏は何度も目にした。

 写真展はその後、福島県内の道の駅や仙台市、新潟市内でも開かれた。18年12月、東京ビッグサイトであった「社会インフラテック2018」の中での写真展には石井啓一国土交通相も訪れた。

 山崎氏の撮影のフィールドは高速道路メンテナンスの現場などにも広がっている。今回の写真集の写真撮影では、寿建設のほか、福島市のネクスコ・メンテナンス東北福島事業所と小野工業所も撮影に協力した。

 写真集の発刊に合わせ東京の八重洲ブックセンターで写真展を5月6日まで開いている。また、東北を中心に全国約30の書店で簡易写真パネル展示を行っている。

※写真集「インフラメンテナンス〜日本列島365日、道路はこうして守られている〜」B5判、144ページ、オールカラー、定価2160円、グッドブックス。

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