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■登録日 2024年1月4日  


建築でかなえる 日本女子大学に建築デザイン学部誕生

▲佐藤克志教授▲菅田有紀子さん▲石川寧々さん

 「建築でかなえられることのすべてを。」―そんなテーマを掲げて、日本女子大学(東京都文京区)が今年4月、新たに建築デザイン学部建築デザイン学科を新設する。ここで学び、巣立っていく学生たちはどのような将来を描き、またどのような建設業界をつくっていくのだろうか。学部長に就く予定の佐藤克志教授と、新学科の前身である家政学部住居学科4年生の石川寧々さん、菅田有紀子さんに話を聞いた。

 ―建築デザイン学部新設の狙いは何ですか。

 佐藤「日本ではこれまで、『工学部建築学科』のようにどちらかというと技術寄りの教育が展開されていましたが、近年は建築学部として独立させる動きがあります。利用者や居住者の視点から生活環境を考えるというのは、(新学部の前身である)家政学部住居学科のころからも大事にしてきた考え方です。建築デザイン学部として独立させることで、この点を改めて社会に発信するとともに、住居だけでなく幅広く建築、都市について学べることをアピールしたいと思います」

 ―日本女子大学の住居学科で学んでいるお二人に聞きます。入学の決め手は何でしたか。

 菅田「もともとものづくりに興味がある中で、日本女子大は建築のソフト・ハードの両面から多様に学べると感じました。入学してからも、理系や文系、芸術系など得意分野が異なる友人に触れて、いろいろな刺激を受けることができました」
 石川「オープンキャンパスの際、先生との距離の近さに魅力を感じました。設計の授業も少人数なので、先生に時間をかけて関わってもらえました」

 ―現在は何を研究されていますか。

 菅田「構造系の研究室で、釘打ち動作のときにどれくらいの反力がかかっているかを加速度計を使って調べています。企業の研究所でロボットを見せてもらったのをきっかけに、研究テーマを見つけられました」
 石川「2年生のときに設計の課題で出会ったのをきっかけに、卒業制作で、保育施設に取り組んでいます。空間の作り方や平面構成、防犯など考慮することが住居と全く違うのが興味深いです」

 ―新学部では、どのような学びを展開されますか。

 佐藤「国際化、情報化という時代の要請にも応えていきたいと考えています。具体的には、国際化に対応するため、一般的な英語ではなく建築で使われる用語を学ぶ『建築専門英語』を展開します。また、情報化への対応として、BIMに関するカリキュラムも充実させていきます」

 ―著名な建築家である妹島和世氏、隈研吾氏、東利恵氏が特別招聘(しょうへい)教員になると聞きました。

 佐藤「これまでも、著名な建築家をはじめ、住居学科の卒業生など事務所を主宰している人たちに講師を務めてもらい、非常に実務に近いレベルでの指導に力を入れてきました。また、ロールモデルとして、今の学びがどこへ向かうか、学生に考えてもらいたいです。特別招聘教員については、間近に著名な建築家の話を聞いてもらう貴重な機会にしたいと思います」

 ―実務家教員の講義で、思い出に残ったことを聞かせてください。

 石川「設計の講義で、先生が今まさに取り組んでいる事例を写真付きで見せてもらったことです。考えて、作り上げる課程を見せてもらえたことは、とても刺激になりました」
 菅田「実際に建てた建築の事例を紹介されて、『建築と一言でくくっても、いろいろなものがある』ということを改めて実感しました」

 ―これから、どのような進路を歩みますか。

 菅田「施工管理職としてゼネコンに入社します。まずは日本で経験を積んで、いずれは海外でも働いてみたいです。現場だけでなく、建設ロボットの導入など、現場を変える仕事にも携わってみたいと思います」
 石川「ゼネコンで、生産設計を担当します。同じ職種で働く女性も多いので、その点で不安はありません。BIMや施工図など、大学では触れられなかった知識が要るので、力をつけていきたいです」

 ―建築デザイン学部に入学してくる学生に、メッセージをお願いします。

 菅田「自身の興味を深めていくことも大事ですが、ぜひさまざまなものに触れて、自分のやりたいことを見つけてください」
 石川「大変だと思うこともあるかもしれませんが、達成感と充実感のある場所です。楽しんでください」

 ―卒業生を受け入れる建設業界に、求めたいことは何ですか。

 佐藤「既に皆さん、意識されているものと思いますが、女性が働きやすい環境をつくっていくことが、男女共同参画を進める上で重要です。ぜひ、制度だけでなく、ともに働く人たちの意識も含めて、深めていって頂ければと思います」

■日本女子大学 建築デザイン学部建築デザイン学科

 2024年4月新設。人文と理工、芸術を融合した総合学問として「建築デザイン」を学ぶ場となる。一級建築士、二級建築士、木造建築士をはじめ、各種国家資格の受験資格を取得可能。卒業生の進路は建築設計事務所や建設会社、住宅メーカー、デベロッパー、官公庁などを想定。前身である住居学科の卒業生には、妹島和世氏をはじめ著名な建築家も多い。


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