環境大臣から「エコ・ファースト企業」と認定された企業で組織するエコ・ファースト推進協議会は17日、都内で2024年度通常総会を開いた。冒頭のあいさつで上田輝久議長(島津製作所代表取締役会長)は、「より多くの企業がエコ・ファースト制度に参加し、新たなアイデアで環境活動を進めていくことが必要だ」と訴えた。 議長に再任された上田氏は「エコ・ファースト認定企業の増加と知名度の向上」「環境問題解決に向けた先進性、独自性のある取り組みの追求」「各企業の連携、協働の強化」の3点を目標に挙げ、関係者に協力を呼び掛けた。 08年の制度発足時は23社だったエコ・ファースト認定企業は、10日に新たに28社が加わり合計94社となった。建設関係では荏原製作所、鹿島、鉄建建設、東急不動産、若築建設などが加わった。 24年度の事業計画には、環境省との連携活動やシンポジウムの開催を始め、海ごみゼロウィークへの参加やエコとわざコンクールの実施などを盛り込んだ。