建設コンサルタンツ協会(建コン協、長谷川伸一会長)は3月1日、平成28年度RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)資格試験の合格者を発表した。28年度は、東京をはじめ全国9会場で5965人が受験し、2071人が合格した。合格率は34.7%だった。 建コン協のRCCM資格制度事務局は、合格証と登録関係書類一式を3月10日をめどに発送することにしている。 受験・合格状況を部門別に見てみると、全22部門の中で最も受験者が多かったのは「道路」で、1344人が受験し、356人(26.5%)が合格した。次いで受験者が多かったのは915人が受験し、382人(41.7%)が合格した「鋼構造及びコンクリート」。三番目に受験者が多かったのは867人が受験し、297人(34.3%)が合格した「河川、砂防及び海岸.海洋」だった。 RCCMは、国土交通省の「公共土木設計業務等標準委託契約約款」と「同共通仕様書」に規定された、管理技術者または照査技術者として建設コンサルタント業務に関する技術上の事柄を処理、業務成果の照査を行うことができる技術者資格。ことし2月15日現在、全国で2万9171人が建コン協の「RCCM登録簿」に登録している。 国交省が26年12月から施行した「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格登録規程」に基づく技術者資格登録簿には、「河川、砂防及び海岸.海洋」「鋼構造及びコンクリート」「トンネル」の3部門が7施設分野10区分で登録されている。 また、27年度末には、新たに「港湾及び空港」「道路」「下水道」「造園」「都市計画及び地方計画」「地質」「土質及び基礎」「建設環境」「機械」「電気電子」を加えた計13部門が18施設分野23区分に追加登録されている。